Excel関数【IF】の使い方を簡単に紹介

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IF関数は、Excelで条件に基づいて異なる値を返すための非常に基本的で便利な関数です。以下に、IF関数の基本的な使い方をわかりやすく説明します。

IF関数の基本構文:

  • 条件: 評価したい条件を指定します。この条件が真の場合、真の場合の値が返されます。条件が偽の場合は偽の場合の値が返されます。
  • 真の場合の値: 条件が真の場合に返す値を指定します。
  • 偽の場合の値: 条件が偽の場合に返す値を指定します。

具体的な例:

例えば、A1セルの値が10以上かどうかを判定し、真の場合は”合格”、偽の場合は”不合格”と表示する場合を考えてみましょう。

IF関数の構文:

この例では、A1セルの値が10以上であれば”合格”が、10未満であれば”不合格”が表示されます。

手順:

  1. セルを選択: 条件判定を行うセルを選択します。例えば、A1セルに10が入力されていると仮定します。
  2. IF関数を入力: 条件判定を行うために、セルの入力欄に=IF(と入力します。
  3. 条件を指定: 条件判定のために、A1セルの値が10以上かどうかを指定します。条件はA1セルが10以上かどうかを判定するA1 >= 10です。
  4. 真の場合の値を指定: 条件が真の場合、つまりA1セルが10以上の場合に表示する値を指定します。この例では”合格”です。
  5. 偽の場合の値を指定: 条件が偽の場合、つまりA1セルが10未満の場合に表示する値を指定します。この例では”不合格”です。
  6. Enterキーを押して結果を確認: 上記の情報を入力した後、Enterキーを押すと条件に基づいて結果が表示されます。

このようにして、IF関数を使用して条件に応じて異なる値を表示できます。これはExcelで非常によく使われる機能の一つです。

便利な関数組み合わせ例

IF関数とSUM関数の組み合わせ:

例えば、A1からA5までのセル範囲にある数値の合計が10以上かどうかを判定し、条件に応じて異なる結果を表示する場合:


この例では、SUM関数でA1からA5までの合計を計算し、その結果が10以上かどうかをIF関数で判定しています。

IF関数とVLOOKUP関数の組み合わせ:

例えば、A列に商品コード、B列に商品名、C列に在庫数があるとして、特定の商品コードに対して在庫数が5以上なら”在庫あり”、それ以外なら”在庫なし”を表示する場合:


この例では、VLOOKUP関数で指定した商品コードに対応する在庫数を取得し、その結果が5以上かどうかをIF関数で判定しています。

IF関数とAND関数の組み合わせ:

例えば、A1に数値、B1に文字列があり、A1が10以上かつB1が”良い”の場合に”条件に合致”、それ以外なら”条件に合致しない”を表示する場合:


この例では、AND関数で複数の条件を結合し、IF関数でその結果に基づいて表示を判定しています。

これらは一部の例であり、IF関数と他の関数を組み合わせることで、複雑な条件や計算を柔軟に表現することができます。関数の組み合わせにおいては、具体的なケースや目的に応じて適切な関数を選択し、組み合わせていくことが重要です。

 

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