初心者へ教える!なぜ野球部は走り込みが多いのか?走りこむのには訳がある。3大効果を解説します。

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野球部の練習って聞くと、走り込みってイメージされる方も結構いると思います。

実際、毎日毎日かなりの距離走り込んでいると思います。

特に冬のシーズン時などはボールにもまともに触れられず、ひたすら走り込む高校も多いのではないでしょうか?

でも、野球って試合を見たことがある方ならわかると思いますけど、サッカーやバスケ、ラグビーなどの流動的なスポーツと違い試合中そんなに走らないですよね。

それなのになんで野球部はこんなにも走り込みをするのか、この記事ではその効果を解説していきます。

なぜ野球は走り込むのか?

ハードな練習に耐えられる基礎体力の強化

高校球児が目指す場所【甲子園】毎年様々なドラマがありますよね。

しかし、その場所に立てるのは都道府県大会を勝ち抜いて来た、ごく僅かのチームのみです。都道府県大会を勝ち抜くために毎日ハードな練習をします。

そのハードな練習に耐えられる基礎体力の強化のために走り込みを行います。

下半身の強化

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これが一番大きな意味をもちますが、【野球選手はお尻が大きい方が大成する】と良く言われます。

それほど野球にとって下半身は大事になります。

初心者の方は野球の投げる・打つは腕で行うため、上半身を鍛えた方が、効率的と思うかもしれませんが、野球では体の重心の使い方が重要になってきます。

つまり、体の筋力ではなく、体重移動によって発生した力をいかにうまく動作に活かせるか?という事が投げるボールの速さや、打球の飛距離に繋がってきます。

イメージしてみて欲しいのですが、ピッチャーはホームベースに対して、バッターはピッチャープレートに対して、個人差はありますが、ほぼ直角に足を踏み出します。

足を踏み出した際に体の重心が前の方へ移動することにより、力が発生します。

その発生した力を逃がさず、上半身へ伝える役割を下半身が担っています。

この時に踏ん張れずに身体が開いてしまうと、発生した力がうまく上半身に伝わらずに本来ある威力が激減してしまうのです。

野球における体重移動で発生する力を有効活用するために走り込みによって下半身を強化しています。

ウエイトトレーニングなどのもちろん下半身強化に必須ですが、全身の連動性という観点からも走り込みは重要になります。

ベースランニングなどによるスピード・技術の強化

野球はアウトにならずに、より多くホームベースを踏んだチームが勝つスポーツです。

ホームまでのベースは合計4つ。

1つでも先の塁は進めるという事は、それだけ勝利に近づけるという事です。

プロ世界でもここぞという場面での走力を買われて1軍でプレーする選手もいる程、重要な要素になります。

相手投手が強力であればある程に価値が高まるのも走力です。

この走力は何も足の速さだけ、という訳でもありません。

盗塁に関しては3Sが重要です。

盗塁における3Sとは

1.スタート

盗塁は投手の投球動作を盗んで走りだします。

このスタートが上手く切れるか切れないかで、盗塁の成功率は大きく異なります。

2.スピード

ここで言うスピードとは、足の速さではなく、トップスピードまで持っていく速さの事を指します。

野球のベース間の距離は27.431mしかありません。そのため足が速くてもトップスピードになるまでに時間がかかっていては盗塁は成功しないのです。

3.スライディング

盗塁のフィニッシュ部分です。

スライディングするタイミング、野手からのタッチを掻い潜る、技術などスライディングにも様々な技術が存在します。

これら3Sを磨くためにもベースランの走り込みも重要になります。

 

まとめ

以上3つの効果を解説してきました。

人には思い込みの力というものが間違いなく存在します。

ただ漠然とさらされて、理由も分からず、練習させられるよりも、内容や効果を理解しつつ目標を持って練習に取り組む事で、3年間の中で大きく効果に差が出るのは間違いありません。

走り込みは本当にキツイメニューですが、メリットを理解して、しっかり取り組んで下さい。

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