Excel関数【MATCH】の使い方を簡単に紹介

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MATCH関数は、指定された値が範囲内でどの位置にあるかを検索し、その位置(行番号または列番号)を返すExcelの関数です。以下に、MATCH関数の基本的な使い方をわかりやすく説明します。

MATCH関数の基本構文:


  • 検索値: 検索する値を指定します。
  • 検索範囲: 検索を行うセル範囲や配列を指定します。
  • [一致の種類] (オプション): 一致の種類を指定します。0を指定すると完全一致、1を指定すると部分一致(小文字と大文字を区別しない)、-1を指定すると部分一致(小文字と大文字を区別する)です。省略するとデフォルトで1となります。

具体的な例:

例えば、A1からA10までの範囲から値が”apple”のセルがどの行にあるかを検索する場合:


この例では、MATCH関数がA1からA10までの範囲から”apple”と完全一致するセルの行番号を検索します。

MATCH関数を使った他の例:

1. 部分一致の検索:


この例では、”ban”と部分一致するセルの行番号を検索します。

2. 列全体での一致検索:


この例では、B列全体から”orange”と完全一致するセルの行番号を検索します。

 

3. 近似一致(検索値が範囲内の値と一致しない場合、最も近い値の位置を取得する)


この場合、検索値が範囲内の値と完全一致しない場合、最も近い値の位置が返されます。1は近似一致を指定しています。

4. 最大値や最小値の位置を取得


この例では、検索範囲内の最大値の位置を取得しています。同様に、最小値を取得する場合はMIN関数を使用します。

5. 条件を満たす最初のセルの位置を取得


この例では、条件範囲内で最初に条件を満たすセルの位置を取得しています。条件範囲には論理式が含まれています。

6. フィルタリングされた結果の位置を取得


この例では、条件範囲が特定の条件を満たす場合に対象範囲の値を抽出し、その中で最初に条件を満たす位置を取得しています。

注意事項:

  • 一致の種類は、一致する値の種類によって適切なものを選択する必要があります。
  • MATCH関数は一致する最初の値しか見つけることができません。一致するすべての値を取得したい場合は他の方法を検討する必要があります。

これらの例はMATCH関数の基本的な使い方を示しています。具体的なケースによっては、より複雑な使い方が必要になるかもしれませんが、基本的な原則は同じです。

 

 

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